映画を観ながら、楽しく英語の勉強をしたい!
映画での英語学習は誰もができます。
しかし、もしあなたが効果的な勉強法を探しているのであれば、この方法があなたにピッタリかどうか、事前に調べてみてはどうですか?
このページでは、あなたのスキルを元に、映画での英語学習が効果的かどうかチェックできます。
また、それぞれのケースに応じた勉強法を提案します。
私自身、好きな映画での英語勉強をするため試行錯誤し、今は効率的にできるようになりました。
経験を踏まえてこれから始める人に最短の方法をお伝えしたいと思います。
それでは一緒に見ていきましょう。
自分に合った方法で勉強するのが、英語上達の一番の近道だよ!
映画での英語学習は人によっては非効率?その理由とは?
映画での英語学習は良い方法ですが、
人によっては難しいと感じ、
あまり英語力の伸びに貢献しないかもしれません。
映画での英語学習が難しい理由は、主に下記の3つです。
- スラングが多い
- 専門用語が多い
- 早口
フランクな会話の多い映画だと、スラングが多用されており、
知らない単語がたくさん出てきます。
また、ジャンルによっては医療関係や法律関係など、
日本語でも難しいような専門用語が多用されています。
テンポの良い映画だと、俳優の方が早口だったりもしますね。
このような理由から、英語力がかなり高い人でも前後関係やニュアンスでセリフを汲み取ることもあります。
聞き取れなすぎて、これが英語なの!?って思ったなぁ
英語の初心者からすると、それはとても難しいことです。
チャレンジしてみることはできますが、一時停止が必要な場面が多く出てきてしまい、
段々としんどく感じてきてくると思います。
では、今のあなたのスキルから、映画を使った英語学習が可能か、
確認してみましょう。
あなたは前準備が必要な人?今すぐ始められる人?
映画での英語学習をするにあたって、
「前準備が必要な人」と「今すぐ始められる人」の2パターンに分類しました。
前準備が必要
- 英語初級者
- TOEIC 500点未満
- 映画を何度も観るのが苦痛に感じる人
今すぐ開始可能
- 英語中級者以上
- TOEIC 500点以上(700点以上あると望ましい)
- 好きな映画は何度でも観れる人
あなたはどっちだったかな?
では、それぞれ見ていきましょう。
映画での英語学習は前準備が必要?
映画で英語を学習するには、ある程度のリスニングスキルが必要です。
前準備が必要に該当した人は、
恐らく基礎的な文法や単語がまだ頭に入っていない状態だと思います。
今の状態で映画で勉強しようとすると、
映画のセリフを理解するので精一杯になってしまい、
ストーリーを楽しめなくなってしまいます。
決して映画での英語学習ができないわけではないのですが、
苦痛に感じる時間のほうが長くなってしまい、挫折しがちです。
確かにいきなり英語字幕で観たことあるけど、意味不明でしんどかったな。
そのため、まずは一通り文法を頭に入れ、基礎的な英語を理解できる状態になってから
映画での学習を始めるとよいでしょう。
ただし、文法は完璧にする必要はありません。
完璧にしようと思うと道のりが長すぎて、
いつまで経っても映画での英語学習を開始できなくなってしまいます。
目安としては、中学英語は一通り問題なく分かる状態にすると良いと思いますよ。
おすすめの文法書について書いた記事がありますので、参考までにどうぞ。
また、映画を教材として使用するには、何度も観返す必要があります。
同じ映画を繰り返し観るのに抵抗がある方は、
映画鑑賞前に単語を調べておくのが良いでしょう。
詳細は下記「映画での英語学習の方法」の項目に記載してあります。
映画での英語学習を今すぐ始められる場合は?
今すぐ開始可能に該当した人は、今の状態でも映画での英語学習は可能です。
TOEICを受けたことがある方であれば、500点あれば基礎的な英文法は理解できていると思いますが
700点ほどあるとよりスムーズに聞き取りができるでしょう。
また、映画を観る事自体が好きで、何度でも観れる!という方は、
とくにこの勉強方法に向いていると思います。
映画での英語学習の方法
ここからは映画での英語学習の方法をお伝えします。
①映画を選ぶ
②日本語字幕で一度見る
③スクリプトを探す
④英語字幕で観る
⑤分からない単語があれば都度調べる
⑥英語字幕なしで観る
映画を選ぶ
映画で英語学習を行う時は、
簡単で綺麗な英語が使われている映画を選ぶようにしましょう。
なぜなら、文法書に近い話し方の方が、
英語ネイティブではない我々にとってはずっと分かりやすいからです。
私のおすすめは、この3つです。
・塔の上のラプンツェル
・ジャングルブック2
・アナと雪の女王
全般的に子供向けの映画がおすすめだよ!
塔の上のラプンツェル
人を若返らせ、また癒す魔法の髪を持った主人公・ラプンツェルが、悪党フリン・ライダーと一緒に冒険し、本当の家族、本当の愛を見つけていく話。
フリン・ライダーのセリフは早口なシーンもあるものの、全体的に簡単な英語が使われています。
英語中級者の方であれば、日本語字幕だけでも、聞こえてくる英語の6-7割は理解できると思います。
まずはこの映画から始めてみて、「意外とセリフがそのまま理解できた!」という感覚を大事にしてみてください。
その喜びがあなたのモチベーション維持にもつながりますよ!
ジャングルブック2
ジャングルで育った少年・モーグリが、人間の村とジャングル、どちらが自分にとってのホームか思い悩み、周りを巻き込んでいく話。
ジャングルブックの続編ですが、
ジャングルブックは1967年制作と古いため映像も見づらく、
また使われる英語も勉強するには少し難しかったです。
そのため続編のみ紹介しています。
メインキャラクターが子供のため、話す英語が簡単で分かりやすいのでおすすめです。
アナと雪の女王
女王・エルサが凍らせてしまった国を元通りに戻すため、エルサの妹・アナが道中で見つけた仲間と共に奮闘する話。
ストーリーは分かりやすいですが、聞きなれない単語も意外と使われています。
語彙力も鍛えられるいい作品です。
有名だからか、「映画で英語学習」系の記事ではよく紹介されていますが、
個人的には先に挙げた2作品の方がずっと簡単だと思います。
日本語字幕で一度観る
まずは、一度日本語字幕で映画を普通に楽しんでみてください。
ストーリーを頭に入れることで、次のステップからの英語学習に役立ちます。
日頃忙しい方は、勉強ではなく息抜きのような気分で観てみるのもいいですよ。
スクリプトを探す
次にスクリプトを探してみてください。
ディズニーであればほとんど全てのスクリプトがネットに上がっています。
時間がある方は、ここでスクリプトを先に読んでみて、
分からない単語をピックアップし、事前に調べておくと良いでしょう。
それはちょっとしんどい!映画をとりあえず観たい!という場合は、
映画を観ながら都度調べても大丈夫です。
英語字幕で観る
スクリプトを横に置きつつ、英語字幕で観てみましょう。
分からない単語が出てきたら、
スクリプトにマーカーをつけながら、単語を調べていきます。
すでに一通り単語を調べ終えている場合は、映画を観るだけで復習にもなりますね。
英語字幕なしで観る
最後に、英語の字幕なしで観てみましょう。
ここでも、横にスクリプトを置いておいてください。
聞き取れなかった部分は、一時停止してスクリプトに戻ってみて、
聞き取れるようになるまで繰り返しましょう。
一連の流れは以上です。
映画に飽きてきたときはどうする?
イメージしてみると分かると思いますが、なかなか根気の必要な作業ですよね。
正直なところ、同じ映画を何度も観ると飽きてきますし、3週目あたりでしんどいなぁ…と思うかもしれません。
筆者は映画が好きで何度も観られるほうですが、それでも何度も見続けるときつくなってきます。
ラプンツェルは見すぎて、正直しばらく観たくないくらいです。(笑)
そんなときは、気分転換に別の映画を観ちゃいましょう。
日本語字幕で楽しく映画を観て、しばらく時間が経ったら、また元の教材に戻ってみてください。
ストーリーは覚えていると思いますので、少しくらい時間が空いても大丈夫です。
あなたのペースで頑張ってみてくださいね。